一般⇒主任⇒師長へとステップアップ

一般⇒主任⇒師長へとステップアップ


最初は看護主任から

看護師長になるためには豊富な経験値とリーダーシップ能力が必要です。また、管理職としての強い責任感も求められます。そのため、一般の看護師からいきなり看護師長として活躍することは難しく、まずは看護主任として管理職の経験を積み、看護師長へとステップアップしていくことになります。看護主任に就任したばかりのころは分からないことも多く、先輩や上司を参考にしながら働いていくことになるでしょう。そのうち自分なりの管理職像というものが明確になります。そして、これまでの経験を活かして先のことを見通しながら行動し、業務の課題を発見次第改善に努めていきます。
看護主任になって3年目あたりが、それまでの成果が検証される時期です。自分が理想とするチームになっているのか、部下の育成がきちんと行われているかなどを判断します。管理職としての責任を感じながらも、理想とするチームに近づいている様子を間近で感じられるのは大きなやりがいを感じると同時に、自信につながります。もちろん、上手くいかない場面もあるでしょう。それでも、最終的に良い関係性を築くことができれば、チームとしてよりスムーズに業務を進めていくことができます。

管理職向けの研修

管理職へキャリアアップするための研修が存在します。日本看護協会が実施しているもので、研修後には認定看護管理者認定審査が行われます。すでに管理職として働いている看護師が対象で、管理者としてのスキルを向上させ、組織を発展させる能力を持った人材の育成を目的としています。
役職に合わせて研修内容が分かれており、最初は主任クラスからスタートします。看護師という専門職を管理する立場として必要となる基本的な知識や技術、態度を身につけるための研修を受けます。チームとして看護を提供するにあたり、問題が発生した際の分析力などを鍛える研修を、計150時間実施します。そして主任クラスの次が、看護師長クラスです。主任クラスよりもさらに高いレベルの管理能力や展開力、目標設定に関する知識を学ぶ研修で、計180時間実施します。
詳しい内容については、以下に紹介する公式サイトで確認してください。

昇進の手順を確認しよう

一般的に、看護主任は10年以上の経験がある看護師に任せられることが多いようです。ただし、昇進の経緯は私立病院と国立系病院で異なります。私立病院は上層部からの推薦で選ばれるケースが多いですが、国立系は昇進を希望する看護師に対して研修や認定試験を設けているケースが多いようです。そのため、自分の勤める医療機関においてはどのような手順を踏めばステップアップが可能なのかを確認しておく必要があります。

看護師長になるためには

看護師長になるために必要な情報を一挙に紹介しています。当サイトの情報を参考にキャリアアップを目指していきましょう。なお、当サイトへのご意見・ご感想は【コチラ】からお願いいたします。

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