大変だがやりがいのあるポジション

大変だがやりがいのあるポジション


大変なことが多いのは確か

看護師長は管理職のため、会議や書類作成などのデスクワークをする機会が増えます。それゆえに、通常の看護師とは異なる苦労があります。例えば、患者やその家族からのクレームに現場の責任者として対応する機会が多くなるでしょう。その際は、該当の看護師からも話を聞いて、双方の言い分に対して中立的な立場で判断しなければなりません。そして、双方の立場に配慮して最善策を提案します。また、シフト作成をする場合があります。その際に発生するのが人間関係の問題です。「この看護師とはペアになりたくない」という要望が出るケースもありますし、できるだけ公平にシフトを組んでいるつもりでも不満を持つ看護師が出てきます。そうすると、不満を持った看護師が退職をにおわせてくるなど、また新たな問題に対応していかなければなりません。
若くして看護師長に昇進した場合には、年上の部下が多くなります。若いとはいえ看護師長という責任のあるポジションに就くのですから、「できて当たり前」という厳しい目でベテラン看護師から見られることでしょう。別の部署に看護師長として赴任した場合でも同様です。そのため、看護師長として未熟な部分があっても助けてくれる人がいないというプレッシャーを感じることになります。
さらに、看護師長は組織の会議で決定した情報を現場に伝える役割がありますが、決定した内容に対して現場の看護師から反発があった場合、その内容を看護部へ伝えなければなりません。つまり、経営側と現場との板挟みになってしまう可能性があるということです。

大変だがやりがいも大きい

上述で看護師長の大変な部分について紹介しました。その内容だけを見ると、苦労が多くて魅力を感じない人もいるかもしれません。しかし、看護師長には通常の看護師にはないやりがいやメリットがあります。例えば、キャリアの面で言えば看護師長という肩書は非常に魅力的です。看護師長として働いた経験があれば、転職することになった際には有利に働きます。管理職経験のある看護師として歓迎され、良い待遇で働くことができます。
また、年収の高さも見逃せません。看護師長には様々なスキルが必要で、責任も大きいポジションです。そのため、月収だと45万円ほど、年収だとボーナスや各種手当を含めて650万円ほどの収入を得られます。日本で働く女性労働者の2倍以上の年収を得られることになります。看護師を取りまとめる管理職のため決して楽な仕事ではありませんが、その分多くの見返りがあるのです。

看護師長になるためには

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