看護師長の役割や仕事について
看護師長の役割や仕事内容について詳しく紹介します。現場で働く看護師のトップとして責任の重いポジションである看護師長は、一般の看護師とは異なる業務を行います。チームとしての目標を定め、目標を達成するために様々な取り組みを行います。また、部下の話を聞いてお互いの考えを確認する部下面談は、看護師長にとって重要な業務のひとつです。これから管理職へのキャリアアップを目指す看護師にとって役立つ情報なので、今のうちに押さえておきましょう。
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これが主な仕事内容
看護師長は現場で働く看護師を取りまとめ、働きやすい環境作りや育成指導を行います。看護師長が主に行うのは、看護師の育成、採用、ケア・離職防止、医療事故防止の4つの業務です。医療を提供するにあたり、チーム全体のレベルを上げるための目標を定め、実行します。また、現場の人員配置や退職予定者を把握したうえで、必要な人材を採用します。さらに、現場で働く看護師の心身のケアをして離職防止に努めたり、意識を高めて医療事故を防ぐ取り組みを行っていきます。
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部下面談も重要な業務のひとつ
看護師長は現場のトップとして部下面談を実施します。部下面談は直接部下とコミュニケーションを取れる大切な機会なので上手に活用したいところですが、効果的な部下面談を実施している人は少ないようです。そこで、部下面談をするにあたって押さえておきたいポイントを紹介します。まず、自分の話を一方的にするのではなく、相手の話を聞く姿勢を持ちましょう。そのうえで自分の意思を伝え、相手との共通点を探りながら目標に向かって業務に取り組んでもらえるように考えを伝えていく必要があります。
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大変だがやりがいのあるポジション
管理職なので、一般の看護師とは異なる業務が多いです。例えば、患者やその家族からのクレーム対応に回る機会が多くなります。双方の言い分を聞いたうえで、中立的な立場から解決策を提案する必要があります。また、人間関係によるトラブルも管理しなければなりません。看護師長という責任のあるポジションのため、周囲からの目は厳しくなるでしょう。このように大変ではありますが、キャリアや収入の面で考えるとメリットが大きく、やりがいのある仕事です。